第7回 他の治療院と差別化する

ゴローです。

早いもので、独立して2年が経ちました。

2年間、がむしゃらに頑張った結果、
リピートしてくれる患者さんも増え、
治療院の経営もずいぶんと安定してきました。

でも、2年間で休んだ日は、
20日くらいしかありません。

盆も正月もゴールデンウィークも働いております。
そろそろ定休日が欲しいっす。

欲しいっすわ〜

とはいっても、
開業してはじめの三ヶ月くらいは、
患者さんが皆無だったので、
がっつり休んでいたんですけどねっ!

見知らぬ土地で患者さんがゼロの状態で治療院をはじめました。

お金は、ほとんどなかったので、

チラシも自分で作ったし、

看板も自分で作ったし、

ホームページも自分で作ったし、

店内の内装も自分でコーディネートしました。

もうホント、95%手作りの治療院です。笑

開業前に事業計画をマインドマップで作って、その通りに経営してます。

(マインドマップ使えまっせ。)

治療院を経営して上手くいくかいかないかは、
はじめの準備段階(計画)で、ある程度決まってしまいます。

その話をしだすと長くなるので、この話はまたいつか。

さて、
解剖生理メルマガなんて発行していて言うのもなんですが、

僕は、実技第一主義です。

どんなに学校の勉強ができようが、
やっぱり臨床が出来なければ、
患者さんを良い方向へ導けないからです。

ただ、
治療院を経営してみて、、、

また、
メルマガを書き出して、、、

少し考えが変わりました。

今、リラクゼーションのお店がめちゃくちゃ増えているじゃないですか。

しかも、お店同士がどんどん値下げ競争をしています。

安いところになると、

1時間2480円のマッサージとか。

スタッフ、いくら給料もらっているの?ってレベルじゃないですか。

個人の治療院で、この料金設定にしたら、確実に潰れてしまいます。

(家賃や経費、広告費などを支払うと手元に残るお金がこんなにも少ないのかと驚きますよ笑

勤めていた頃、
給料少ねぇーって、ブーブー文句垂れてたのが恥ずかしいっす)

で、多くの患者さんは、安くマッサージをしてほしいから、安いお店をめぐるわけです。

安い方、安い方へと流れていきます。

そんな中でも、

料金高めの僕の治療院を選んでくれる患者さんがいるわけです。

ある患者さんが言った一言。

「料金が少し高くても、学校で身体のことをしっかりと学んだ人にマッサージをして欲しい」

です。

そりゃそうです。

僕らは、目玉が飛び出るくらいの高い授業料を払って、国家資格を取るわけじゃないですか。

でも、いつのまにか資格を取ることが目的になっていませんか?

資格を取ったら、学校で学んだことをさっさと忘れていませんか?

でも、患者さんから言わせれば、

「この人は、身体のことをよく学んでいる。だから安心して自分の身体を任せられる。」

そこに価値を感じて、(リラクゼーション店よりも)お金を多めに支払ってくれるのです。

僕も解剖生理学のメルマガをやっているので、
アウトプットがてら、
学んだことを患者さんに話したりするんですよ。

例えば、行政書士を目指して勉強を頑張っている患者さんに、

「身体に取り入れた酸素のうち、20%が脳で使われるんです。

それくらい脳は(頭を使うことに)酸素を必要としているんです。

そして、その酸素を運ぶのが血液なので、

試験中に疲れた時、

肩をぐるぐる回して頭への血流を良くして脳に酸素を運べば、

考える力が復活するかもしれませんよ。」

みたいな感じで。笑

小難しい説明にならないように、

ポップにメリットを伝えるわけです。

あくまで、

その患者さんにメリットがあるように、

解剖生理学の知識をちょこっと提供する。

たったこれだけの事ですごく喜ばれます。

レストランでもそうですよね。

「こちらは、今旬の北海道産の鮭で〜、〇〇という調理法で〜」

とシェフに素材や調理技法、食べ方を説明してもらった方が美味しく感じるじゃないですか。

知識の提供が付加価値になるんです。

自分の治療院の料金=リラクゼーションの料金+付加価値

となるのです。

今後、

保険診療から自費診療へ移行する整骨院、鍼灸院、
そして、リラクゼーション店の乱立で、
治療業界は、競争が激化していきますので、

その中で、生き残るには、
いかに「付加価値」をつけるかを意識しないといけません。

その付加価値を付ける方法として
解剖生理学の知識があんがい武器になるなーと
最近、強く思います。

なぜなら、
多くの人が卒業したら学んだことを忘れてしまうから。

みんなの逆をつくんです。

そこに価値が生まれますから。

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